わたしたち中越は、7.13水害や中越地震、中越沖地震など、数々の災害を経験し、全国・世界から多くの支援を受けながら復興してきました。
チーム中越/長岡協働型災害ボランティアセンターは、その支援への恩返しの想いを原点に、被災地支援活動や災害ボランティアセンター運営支援、被災地同士の交流など、様々な活動を行っています。
ここでは、これまでの主な活動や、その中で大切にしてきたことをご紹介します。
東日本大震災-市民協働による災害支援-
東日本大震災では、福島第一原発事故のために新潟県が物資の搬送ルートとして大きな役割を果たしました。長岡では、長岡青年会議所や中越防災安全推進機構、住民安全ネットワークジャパンなど、市内の支援団体が連携して東日本大震災ボランティアバックアップセンターを開設し、支援物資の収集や被災地への配送を行いました。
また、福島県からの避難者の皆さんのために、長岡市社会福祉協議会や中越市民防災安全士会、になニーナなどの支援団体が連携して長岡災害支援ボランティアセンターを開設し、多くのボランティアの皆さんの協力をいただきながら、避難者の支援活動を行いました。

市民や企業などからの支援物資は、ボランティアの皆さんの協力で仕分けをされ、東北の被災地に送られた他、福島からの避難者の皆さんにも配られました。

協働団体の一つ長岡青年会議所の皆さんがトラックの手配や運行管理を担ってくれたことで物資の発送をスムーズに行えました。

多くの支援団体や市民の皆さんの協力により、福島からの避難者の皆さんへの炊き出しや足湯、買い物の送迎サービスなどの様々な支援活動が行われました。
熊本地震-官民連携による災害支援-
平成28年4月に発生した熊本地震では、長岡市とチーム中越による官民連携チームで被災地支援を行いました。中越地震の経験や官民連携の特徴を活かして、混乱する避難所の運営支援や避難所におけるコミュニティ形成支援などの活動を行いました。
チーム中越の支援が終了した後も現地における継続的な被災者支援活動につなげるため、現地の行政や支援団体への支援ノウハウの移転を図った他、中長期の復興支援に役立ててもらうため、現地支援団体の皆さんを中越にお招きし、中越地震後の復興の様子を実際に見聞してもらうことで復興の経験や教訓の共有を図りました。

長岡市の避難所運営のノウハウ、チーム中越の被災者支援のノウハウやあり方など、官民双方の得意分野を活かして熊本市内の避難所運営支援を行いました。

中越地震でも人と人とのつながりが大切でした。その経験を活かして、避難所の中で人と人とのつながりを作る交流の場づくりのお手伝いを行いました。

中長期の復興支援活動のイメージをつかんでいただくために、熊本の支援者の皆さんに中越に来てもらい、中越の復興のプロセスや地域の様子を感じもらいました。
令和元年東日本台風(台風19号)-ボランティアバスによる被災地支援-
チーム中越では、被災地NGO協働センターや被災地の災害ボランティアセンターと連携しながら、長岡から被災地へ向けて計9便のボランティアバスを運行しました。
延べ310名の皆さんが災害ボランティアとして参加し、被災地の復旧作業にあたりました。また、被災地へ赴くことが難しい方々にも、募金活動などを通じて、それぞれできる形で被災地支援活動に参加いただきました。

各地で被災家屋の清掃や農地の片付けなどを行っていただきました。ボラバスのコーディネートは長岡市社協や中越市民防災安全士会の皆さんが担ってくれました。

支援に関わりたくても、被災地まで足を運べない皆さんは募金活動や募金に協力してくれました。総額1,040,226円ものご寄付をいただきました。

支援活動に関わってくださった皆さんで活動の振り返りを行いました。支援活動で感じたことを次の活動に活かすことが大切です。
能登半島地震
令和6年1月1日に発生した能登半島地震では、チーム中越として先遣隊を派遣し、現地のニーズ調査を行った上で避難所を中心に支援活動を行った他、ピースボート災害支援センターと協力して、現地の支援ニーズと外部支援のマッチングや調整を行う支援調整窓口業務も行いました。また、企業との連携により、被災地で必要とされている食料・物資やトイレカーなど資機材の提供を行いました。
時間の経過とともに、チーム中越内の各団体の特徴を生かした支援活動へと移行しました。

被災地で求められている支援ニーズを企業に伝え、企業の協力を得ることで、食料物資の提供やトイレカーの設置などの支援活動につなげることができました。

避難所の中でお茶飲み場を作ったりすることで、避難者同士の交流を促し、避難者の方々が少しでも安心して過ごせる環境整備などを行いました。

「足湯」を通して被災者の皆さんの様々な声が聞かれます。話すことで被災者のストレスの解消につながったり、被災地の課題の把握にもつながります。
海外支援活動-絆は国境を越えて-
海外で起こった災害の支援は現地におけるカウンターパートの存在がないと有効な支援を行うことが難しいことから、チーム中越では、長岡在住の留学生を通した支援など、つながりのある国や地域の支援を行います。
留学生を通じた災害支援は、直接的な被災地の支援だけでなく、長岡市民の皆さんに留学生の母国の状況や文化を知ってもらう機会になったり、留学生の皆さんに長岡に愛着を感じてもらうきっかけになったりするなど、国際交流の面でも様々な効果が得られます。

四川大地震の支援では、中国からの留学生が中心となり、日本人学生と共に募金活動を行いました。災害支援だけでなく日中の友好を深めることにつながりました。

フィリピンの災害では、現地に縁のある元青年海外協力隊OBOGが中心となり、中越で募金活動を展開、集まった募金で現地の保育所と礼拝堂の再建を行いました。

ネパール地震では、長岡技術科学大学の留学生を支援する形で現地の学校再建を行いました。留学生を通じてネパールとの国際交流にもつながりました。